学生の声
先輩からのメッセージ
冨田 崇仁 さん(学部4年)

このコース(現知能機械システムプログラム)を選択した理由を教えてください。
小学生の頃からロボットに興味があり、ロボット製作には機械・電気・情報の知識が必要だと思っていました。大学では、そのような分野を幅広く学びたいと思い、このコースを選択しました。
大学での学びについて教えてください。
大学での学びで各分野の基礎力が得られたと思います。もともとプログラミングは勉強していましたが、授業で学ぶことで基礎知識が深まり、さらに興味を持ちました。また、生体情報工学の授業では人体の構造といった新しい分野を学びました。生体の知識を得ることで機能的な補助装置の開発ができる等、基礎研究がどのように応用されているのかを理解することができました。生体工学に興味を持ったことをきっかけに、現在は発声補助装置の研究に取り組んでいます。
大学生活のエピソードを教えてください。
ものづくり学生団体ROUTEに所属し、ロボコン(キャチロボバトルコンテスト)に参加したりしています。ゼロからロボットを作り上げる達成感とともに、ものづくりの難しさも実感しました。また、代表として、大会運営や経理、スポンサー企業とのやり取り等、様々な経験ができました。
受験生へのメッセージ
本コース(現知能機械システムプログラム)は、機械・電気・情報・生体といった様々な分野の勉強ができ、将来の選択肢が広いことが特徴です。工学に興味があるけれど特定の分野に絞れていない、また、様々な分野に興味があり幅広く勉強したいと思っている方には良いコースだと思います。
亀頭 はるな さん(学部4年)

このコース(現知能機械システムプログラム)を選択した理由を教えてください。
高校までバスケットボールをしていたこともあり、怪我で病院に行く機会が多く、そこで様々な医療機器があることを知りました。これをきっかけに、医療機器やその技術に興味を持ち、大学では医用工学や福祉・リハビリ工学を学びたいと思いました。
大学での学びについて教えてください。
3年生のロボット工学の授業では、ロボットを特定の位置に制御する演習を行い、実際にプログラムを作成しました。自ら学び、システムを作り上げることができ、達成感がありました。
また、本コースは比較的女子が多いクラスであり、授業も協力しながら取り組むことができ、勉強しやすい環境でした。
大学生活のエピソードを教えてください。
アルバイトやサークル活動で、多くの友人ができ、縦と横の人のつながりが広がりました。BBQやドライブなど、多くの楽しい思い出ができました。
受験生へのメッセージ
大学は高校の時よりも自分で選択できる時間が多くあります。大学生活をどのように過ごすかで、様々な意識の面で差が出てくるため、目標を持って行動することが自分自身の成長につながると思います。大学選択の際には、将来をよく考えて目標を明確化していくことが大切だと思います。
藤澤 美結 さん(博士前期課程1年)

研究内容について教えてください。
コミュケーションロボットの開発に取り組んでいます。自身の経験から、高齢者の外出を促すロボットがあったらいいなと思い、高齢者の方へのヒアリングを通して友達のように会話ができるロボット(コンパニオンロボット)の構想に至りました。ロボットのハード面の設計から、AI搭載やアプリのソフト開発まで一連の製作を行っています。
大学での学びについて教えてください。
大学での学びを通して、高校までの知識が工学の分野でどのように応用されるのかを理解でき、新しい分野の勉強も興味を持って取り組めました。機械工学から電気工学までの幅広い分野を一度学んだことで、自分の中で機械と電気の技術を組み合わせて、課題を解決できるようにもなりました。また、学部生の時のビジネスプランコンテストでは、現在の研究テーマを形にした提案を行い、奨励賞や企業賞を受賞しました。研究における新規性の重要性とともに、実現性といったビジネス面での課題についても学ぶことができました。
受験生へのメッセージ
本コース(現知能機械システムプログラム)では、機械と電気、情報といった幅広い学びができ、将来、どの分野でも活躍できる可能性を持てると思います。また、比較的、少人数のコースであるため、先生方やクラスの学生とのコミュニケーションも取りやすく、勉強しやすい環境だと思います。私も1年生の時に菊池先生に出会い、中学生の頃からの思いを研究に移すことができました。皆さんも知能機械システムプログラムで一緒に学びませんか?
小松原 魁 さん(博士後期課程1年)

研究内容について教えてください。
鉄鋼・石油プラントで使用される多管式熱交換器の伝熱管を対象にした、非破壊検査用電磁気センサーの開発に取り組んでいます。既存技術の課題を解決するためにセンサーを改良し、実用化に向けて自身で製作した装置での実験や実験結果を検証するための解析を行っています。研究では自ら実験に使用する金属材料の加工や電気回路を構築するため、学部・大学院で機械工学と電気工学の両方を広く学んでいた強みが生かされています。
研究でのエピソードを教えてください。
研究では企業との共同研究に携わることがあり、企業の方と現場の技術課題の解決を進めました。外部の方との事業にプレッシャーを感じることもありましたが、研究の成果が産業の発展に繋がるという実感もあり、課題解決へ前進できたときには大きな達成感を感じました。現在は博士後期課程に進学し、将来、研究者として活躍することを目指し研究活動を進めています。
受験生へのメッセージ
大学では多くの友人との出会いがあります。その中でも理想とする職種への就職や在学中の自己実現など、目標を持って行動している強みを持った友人に出会うことができ、友人から多くの刺激を受けてきました。このような出会いは現在の自らの成長に繋がっていると実感しています。また、研究活動では実験やシミュレーションをはじめ多くのプロセスを経験し、具体的な計画性を持って取り組むことの重要性を学びました。現在では計画的に行動し、成果を出す力が身についたと感じています。大学・大学院では学生同士の交流や研究を通じた経験から、大きく成長できると思います。
※上記のインタビューは2025年6月に実施しました。所属や学年は2025年度時点での情報です。